🛠️ Windows Server 2019 ・2022→ 2025 移行手順(実務レベル)

オペレーティングシステム(OS)

※トラブルが発生する場合があります。実施する場合は自己責任でお願い致します。

1️⃣ 事前チェック(必須)

  • 現在のエディション確認
    • Datacenter → Datacenter
    • Standard → Standard ※エディション変更は不可
  • 役割・機能の互換性確認
    • AD DS(ドメインコントローラー)
    • DHCP
    • DNS
    • Hyper‑V
    • IIS
    • ファイルサーバー ※基本的に互換性あり
  • 最新の Windows Update を適用 → アップグレード失敗の 40% は未適用パッチが原因
  • バックアップ取得(必須)
    • システム状態バックアップ
    • Hyper‑V 仮想マシン
    • ファイルサーバーの共有フォルダ
    • AD の System State(ドメイン環境の場合)

2️⃣ アプリケーション互換性の確認

特に以下は要チェック:

  • ウイルス対策(Trend Micro / ESET / Defender for Server)
  • 業務アプリ(会計・販売管理・基幹システム)
  • IIS Webアプリ(.NET Framework / ASP.NET)
  • SQL Server(2014/2016/2019 は動作可)

※アップグレード後、動かない可能性があるので要確認です。

3️⃣ インストールメディアの準備

  • Microsoft 公式から Windows Server 2025 ISO を入手
  • ISO をマウント(仮想環境なら簡単)

4️⃣ アップグレード実行

ISO 内の setup.exe を起動し、以下を選択:

  • 「個人用ファイルとアプリを引き継ぐ」 → インプレースアップグレード
  • 「Windows Server Datacenter / Standard」 → 現在のエディションと一致させる

アップグレード時間の目安:

  • 物理サーバー:40〜90分
  • 仮想サーバー(Hyper‑V / VMware):20〜40分

5️⃣ アップグレード後の確認

  • 役割・機能が正常に動作するか
    • AD DS:dcdiag
    • DNS:名前解決
    • DHCP:IP払い出し
    • ファイル共有:アクセス権
    • Hyper‑V:VM起動
  • イベントログ確認
    • System
    • Directory Service
    • DNS Server
  • ネットワーク設定の再確認
    • 固定IP
    • VLAN
    • NICチーミング(ある場合)

6️⃣ ドメイン環境の場合の追加作業

✔ FSMO ロール確認

コード

netdom query fsmo

✔ スキーマバージョン確認

コード

dsquery * cn=schema,cn=configuration,dc=xxx,dc=local -attr objectVersion

Windows Server 2025 のスキーマは 90

7️⃣ 最終仕上げ(推奨)

  • 最新の Windows Update を適用
  • セキュリティ設定の見直し
    • SMB署名
    • TLS1.2/1.3
    • PowerShell 5.1 → 7.x
  • バックアップジョブの再設定
  • ウイルス対策の再インストール(必要な場合)